紙の記録をタブレットへ、知恵と経験を“使えるデータ”に
紙の情報や人の頭の中にだけある情報を、デジタルデータにして活用しましょう。
やり方はシンプルです。例えば紙で記入していた内容を、タブレット入力へ。そこから承認・保管・見える化へ自然につなげます。
こんなお悩み、ありませんか?
- 紙で書いた内容を後で打ち直している
- 写真・図面・メモが記録とバラバラ
- 指示や承認が口頭・個人チャットに散らばる
- 記入漏れ・様式違いが起きる
- ある人にしかできない業務があり誰も内容を知らない
- 紙の保管・検索に時間がかかる
伴走の進め方(小さく始めて確実に)
- 現状診断(無料ヒアリング):紙・口頭・ファイル運用を整理し、「まず効く一手」と対象帳票(例:点検票・作業報告)を決めます。
- スモール&クイックスタート:デモアプリをすぐに用意。試してもらい手触りを実感していただきます。
- 段階導入:うまくいった箇所から本番化。日常的に触ってもらうことで抵抗感を減らします。
- 運用・改善:使いながらイメージと違うところも、よりよくしたいところもすぐに対応し、ご希望の形で納品いたします。
実績・対応例(6件)
すべて当社の実績に基づいています。※業種のみ表記
販売業|社有車使用状況登録アプリの開発
- 課題(Before):社用車の使用状況について、紙での管理により、書き忘れ・書き漏らしが多く、事後記載になりがち。
- 施策(Solution):スマホ用の入力アプリをPower Apps(マイクロソフトのアプリ開発サービス)とSharePoint(マイクロソフトのクラウドストレージ)を使って提供し、乗車・降車時に即時登録できるようにした。
- 効果(KPI):入力忘れ▲80%、使用状況の可視化(使用可否を即時把握)。
- 導入期間:開発1週間、テスト1週間。
- 使用技術:Power Apps/SharePoint。
製造業|仕上げ指示&実績入力アプリの開発
- 課題(Before):当日指示を現場に紙で配布。現場側は配布待ち、管理側は紙の返却待ちで実績が見えない。
- 施策(Solution):データベース管理(Dataverse マイクロソフトの堅牢なクラウドデータベース)へ切り替え。管理側にPC用の計画アプリ、現場にタブレット実績入力アプリを提供し、即時共有を実現。
- 効果(KPI):業務時間の前倒し(現場▲30分/管理▲1時間)、計画立案時間▲30分。
- 導入期間:開発2か月、テスト3か月。
- 使用技術:Power Apps/Dataverse。
加工業|倉庫在庫管理アプリの開発
- 課題(Before):複数倉庫の在庫把握が困難。棚卸し時にしか在庫がわからない。最終入庫日も不明。
- 施策(Solution):在庫管理アプリをタブレットで提供。倉庫側の入力負担を最小化しつつ、品番別・品目別・倉庫別に紐付けて在庫を可視化。
- 効果(KPI):伝達スピードの即時化(10分以上→即時)、棚卸し時間▲2時間以上、最終入庫日の自動取り込みによる期限切れ在庫の可視化(先入れ先出しの実現)。
- 導入期間:開発2か月、テスト2か月。
- 使用技術:Power Apps/Dataverse。
加工業|「数取器」の可視化
- 課題(Before):「数取器」という装置を使い、現場で生産数を記録しているが、現場のカウンタ数が事務所から見えず、かつ何とも紐づいておらず結局紙管理。入力や報告の手間が大きい。
- 施策(Solution):タブレット+アプリで「数取器」のカウント機能を再現し、事務所PCからリアルタイムで出来高を閲覧可能にした。
- 効果(KPI):現場⇔事務所の移動・運搬作業を削減(▲10分)、出来高把握の即時化。
- 導入期間:開発2日、テスト1週間。
- 使用技術:Power Apps/SharePoint。
製造業|仕上げ指示・実績入力・実績確認の統合
- 課題(Before):現場が“現物を選んで仕掛かる”方式で適切な生産なのかが判断できない。また実績は紙管理だが、管理者は毎週資料としてExcelに打ち込みグラフ化しており、非常に手間がかかっている。
- 施策(Solution):受注から仕上げ品一覧を自動生成し、現場タブレットで実績入力。管理側はPower BI(マイクロソフトのダッシュボードアプリ)で常時確認でき、週次の資料作成を不要化した。
- 効果(KPI):1点あたりのサイクルタイム短縮、作業者ごとの実績可視化、管理資料作成のゼロ化。
- 導入期間:開発2か月、テスト3か月。
- 使用技術:Power Apps/Power BI/Dataverse。
販売業|配送情報確認アプリの開発
- 課題(Before):配送先情報が担当者の頭の中にあり、不在時の代行や引き継ぎが困難。
- 施策(Solution):まず取引先と連携して配送先情報を紙から書き出してもらいPDF化、それをアプリで閲覧・検索可能にした。
- 効果(KPI):担当不在時でも問い合わせ対応が可能に。引き継ぎ資料としても活用。
- 導入期間:情報収集2か月、開発1か月、テスト2か月。
- 使用技術:Power Apps/Dataverse。
契約形態について:
基本的に当社は月額サブスクリプションの業務委託契約となっております。上記事例など、行える改善はご要望に沿って都度ベストエフォートで対応させていただきます。
基本的に当社は月額サブスクリプションの業務委託契約となっております。上記事例など、行える改善はご要望に沿って都度ベストエフォートで対応させていただきます。
よくある質問
Q. 紙は完全になくさないといけませんか?
A. いいえ。併用から始めます。紙で来た分はAI-OCRで取り込み、タブレット入力と並走させます。
Q. 現場の負担は増えませんか?
A. いいえ。選択式・チェック式中心で、必須チェックや自動案内を入れて手戻りを防ぎます。
Q. ネットが不安定な場所でも使えますか?
A. 一時保存→後で同期の前提で設計します。電波が弱い場所でも入力が止まりません。
Q. セキュリティや権限は?
A. Microsoft 365の認証・権限・監査の仕組みに沿って最小権限で運用します。
用語ミニ解説(はじめての方へ)
- タブレット入力:現場でそのまま入力。写真添付・必須チェックを一画面に集約。
- AI-OCR:紙・PDFの文字を自動で読み取り、項目ごとに整理。
- Power Apps:業務アプリ作成サービス。スマホ/タブレットに最適。
- Power Automate:承認・通知・ファイル作成・保管などを自動化。
- Power BI:状況を一覧やグラフで見える化。遅れや異常を早期に把握。
- Dataverse:権限・監査に強いクラウドデータ基盤。拡張に強い。
- SharePoint:Microsoft 365の共有ストレージ/ポータル。ドキュメントやリストの保管・共有に利用。