PowerPlatformを用いた開発のサンプルとして、申請ー承認を用いたPowerAppsアプリを作成しましたので、学習用に展開していきます。
申請ー承認の準備記事として、「Microsoft365 「上司」「部下」について」を掲載してありますので、まずはご一読ください。
困りごと
当方は意味の無い開発はしたくないので、まずは困りごとを探します。(今回は申請ー承認を扱いたかった為、完全に後付けになります)
当方の家の近所に、少し前にドラッグストアが開店しました。徒歩1分圏内と非常に近く、在宅ワーカーの当方は術中にはまり、ほぼ毎日通っています。
店名は伏せますが、「とても安い代わりに現金しか使えない」という特徴的な店で、普段あまり現金を持ち歩かない当方としては、現金が湯水のように消えていくので非常に不安を感じます。さらに、ドラッグストア専用の財布を作ったのですが、これを家族で共有しておりもはや管理が行き届きません。
そこで、ドラッグストア専用のお財布アプリを作ろうと思います。まずは何時どれくらいの金額を使ったかを記録し見える化です。さらに、本当にそれは必要な買い物かどうかをあらかじめチェックを入れることで無駄遣いを回避しようと思います。ここに「申請ー承認」を入れようという目論見です。
完成形
今回は完成形を先に出してしまいます。
こんな感じです。今回は子供でも扱いやすいようにiPadでの使用を想定し、タブレットサイズの空アプリから作りました。大きな特徴として、Microsoft365ユーザーの立場によって使える機能や表示を変えていることです。上の画面は「部下」(今回だとドラッグストアに買いにいきたい人)にあたるユーザーです。
こちらは「上司」(今回だと共有お財布管理者)にあたるユーザーから見た画面です。ぱっと見内容変わりませんが、上の申請中の数字の代わりに、自分宛の承認依頼の数字が1件増えています。部下からの承認依頼が入っているということがわかります。このように、部下は基本的に申請を、上司は基本的に承認を行って、承認済みになったらやっと買い物の入力ができる、という流れになります。
次のステップ
まずはアプリを作るにあたり設計、特に細かい申請ー承認のフローについての設計を行っていきます。
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